尾張日下部 竹 生 島 神 社
〇学芸・勝負事 の御神徳から、意欲的な受験の 合格祈願 でも信仰されています
<合格祈願布の奉納状況>
<合格祈願布の奉納方法>
御祭神
市杵島比売命(弁財天)
御神徳
財福、学芸、交通安全、縁結び、勝負事
市杵島比売命について
市杵島比売命は、宗像大社(福岡)の祭神である宗像三神の一神で、古代に大和朝廷が大陸や半島との交流・海上交通・戦の際に守護神として崇めた神で、厳島神社(広島)の祭神でもあり、八幡信仰総本宮の宇佐八幡宮(大分)の中央に祀られる比売神とも伝わる。
弁財天は、七福神の一神で、元はインドの河の神で、財福、学芸、縁結びの神として信仰される。
両神は、奈良時代以降の神仏習合により、共に水に関わる美女神であることなどから、同神とされる。
琵琶湖の竹生島神社
琵琶湖の竹生島神社は、奈良時代に聖武天皇勅願で、行基を開祖とし初めて弁財天が祀られたところで、日本三大弁天の筆頭格である。[他二社は、厳島神社と、江ノ島神社(神奈川)又は天河大弁天社(奈良)]
当社の由緒
江戸時代初期編纂の「寛文村々覚書」の記載から、江戸時代初頭に弁天社として鎮座していたことは確実である。琵琶湖の竹生島神社はほとんど他地域に勧請されておらず、当社は、数少ない竹生島神社の一社である。竹生島神社が当地に勧請された理由は定かではないが、竹生島神社の祭神は、日下部氏一族の「松浦の佐用姫」との関わりがあるとも伝わり、尾張の日下部である当地と何らかの関係があると思われる。
当社の不思議(連理木)
当社鎮座地は、「連理木」二本と「相生の木」が生育する不思議な場所。連理木は、別々の幹が途中で一つに結ばれた木で、古来から吉祥の証とされ、縁結びの神木としても崇められる。
相生の木は、一つの根から二本の幹が相接して生え出た木で、「相老い」に通じ、夫婦円満と長寿の象徴とされる。
三重連理のクロガネモチ
< モチノキ科 モチノキ属 >
・連理木は、別々の幹が途中で一つに結ばれた木で、古来か ら吉祥の証とされ、縁結びの御神木としても崇められる。
・ 三重の連理から、縁が困難を乗り越え久しく続くことを象徴する神木とされる。
・クロガネモチは、「苦労が報われ金持ち」との語呂から、努力すれば金運に恵まれることを象徴する木とされている。
・葉に黒みがかかることから、この名が付けられた。
相生のクスノキ
< クスノキ科 ニッケイ属 >
・相生の木は、一つの根から二本の幹が相接して生え出た木で、「相老い」に通じ、夫婦円満と長寿の象徴とされる。
・クスノキは、古代からその材木が船や仏像の材料に利用され、神聖な木とされている。
・防虫剤の樟脳を取る木で、「クス」は「臭し」から転じ、南国から渡来したことから「楠」の字があてられた。
連理のモチノキ
< モチノキ科 モチノキ属 >
・連理木は、別々の幹が途中で一つに結ばれた木で、古来から吉祥の証とされ、縁結びの御神木としても崇められる。
・ モチノキは、その語呂から、「家庭を持ち、 子を持ち、 家を持ち、財産を持ち、 ・・・ 」と、生活が安定していく様を象徴する木とされている。
・樹皮からトリモチをつくることからこの名が付けられた。
<参考>
琵琶湖の竹生島神社、全国の竹生島神社を社号とする神社の例
尾張日下部 草部神明社&竹生島神社
所在地 愛知県稲沢市日下部中町
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